精神と時の部屋
私満身創痍です。
1ヶ月ほど放置してしまった。
人間としての生活はできない、怒涛の1ヶ月だった。
去年の大変な時期は、帰りのタクシーの中でライトアップされた東京タワーを見たらいいことがあるなんて決め事を作って毎日見た。
今年は1ヶ月間、東京タワーのライトが付いている時間には帰れなかった。
朝まで働いて、朝から働いた。
世の中から見たら地獄だと思う。
ドタキャンして、連絡も放置してしまった友人達は可哀想と思ったはずだ。
確かにカラダは苦しくて、ココロもボロボロになったけど、
僕たちはこの1ヶ月を「夏」と呼んでいた。
青春だねって言いながら。
若手芸人をブラックという人はいないし、
漫画家をブラックと叩く人もいない。
ぼくたちの仕事も彼らと同じだと思う。
別に帰りたければ帰れるもの。
僕たちも時間ではなく、
面白さや、素敵さや、クオリティと戦っているんだ。
こんなことを言っていると思い出す、
リアルという最高の漫画のセリフがある。
別にどこにでもあるんだけど忘れられない言葉だ。
ナンパされた男のバイクに乗ったら、その男が事故を起こし、歩けなくなった女の子の言葉である。
「笑いたいやつは、笑え。」
僕はプランナーだ。
クリエイターオブザイヤーを獲れる可能性も、オリンピックの開会式を作る可能性も、テレビでコメンテーターをやる可能性だってある。
TBSの藤井健太郎さんが言っていた。
サラリーマンでありながら、クリエイターであることは本当に最高だ。
あんなに大変だったのに、
泣きたい時ばっかりだったのに、
人にも迷惑かけてばかりだったのに
振り返るとこんなことを残す僕は
今のところは仕事が好きなんだと思う。
広告なんてミーハーな会社絶対選ばないと誓った僕が
「おい、広告大好きマンはどう思う?」
なんて呼ばれるようになってしまった。