おちこんだりもしたけれど、

こころの整理の為と、忘れてしまわない為に。

幻の豚汁卵セット

私は顎関節症です。

 

昨日仕事が深夜までかかってしまって、とてもお腹が空いていた。

しかし、僕は前日久しぶりに乗った体重計の数字に驚愕し落ち込んでいたから

何を食べるかとても迷ってしまった。

 

結局たどり着いたのは、すき家

牛丼とサラダと豚汁にして、サラダから食べれば良いかと思った末の決断である。

 

すき家に入ってまず驚いたのは、豚汁卵セットがなくなっていたこと。

なんと、しじみ汁フェアになっていた!!

 

というのも、僕は引っ越す前の東高円寺でかなりの回数すき家に行っていた。

そこでも必ず豚汁卵セットにサラダを頼んでいたのである。

 

僕にとって深夜の癒しの1つとなっていた。

 

ああ、こんなにすき家に来てなかったんだなあ。

 

最近はすき家の代わりに日高屋を使っていることに気がついた。

 

引っ越すと、食べるものも変わって、食べるものが変わると身体が変わって、少しずつ違う人になっていくのかもしれない。

 

食べるものから自分が出来ていると思うと、途端に美味しいものを食べたくなるし

同じご飯を食べている人を家族と呼びたくなる。

 

すき家にはもうひとつとても大きな思い出があるのだが、その話はまたの機会にとっておこう。

 

ああ、久しぶりに高円寺の七面鳥のオムライスか、定食屋さんの生姜焼き定食が食べたい。

 

いのちのはなし?

私は死にそうでした。

 

今回も怒涛に走り抜けた。

ひと段落して、16時に食べた朝ごはんを兼ねた遅めの昼ごはん。

ずっと行ってみたかったお店のチャーハンを食べながら、ちょっと泣いた。

 

最近は隔週くらいでくるこの恐ろしい忙しさに押しつぶされそうになる。

 

今まででこんなに追い込まれていたのはいつだっただろうとチャーハンを食べながら考える。

 

やっぱり、大学3年。

サークルの代表を務めた1年だなと思う。

 

今では本当にやっていたのとか?

昔はイケイケだったんだねえっていうネタに昇華されてしまったけれど、

あの頃の僕にとっては本当にそれが全てだった。

 

500人の大学生活を背負っている。

大げさにもそんな想いだった。

 

このサークルの居心地のよさが、みんなの生活を大きく変えるという重圧は想像以上で、僕はとても痩せていたし、ちょっと禿げた。

 

やって良かったとは思うけど、もう一度はやりたくない。そんな人生にいくつかある大切なものの1つとなっている。

 

そんな生活を誰よりも心配していたのはやっぱり母で、たくさんの迷惑をかけた。

2日間3公演の公演には違う人を連れて3公演きた。3回泣いた様だった。

 

でも、幹事長になった僕をみた母はどこか誇らしそうだったのを覚えている。

 

その理由を僕は知っていた。

中学の生徒会長になった時の話である。

 

僕は受験を頑張る予定だったから、生徒会長とかはやらない方がいいと家族から言われていた。

 

でも、周囲の押しに負け立候補してしまった僕。

そんな僕を一通りしかった母は、

 

「あなたのお父さんも、周りにリーダーにされる人だった。お兄ちゃんもそうだけど、あなたにもその血が流れているのね。」

 

と言った。

その言葉があったから僕は生徒会長はもちろん、巨大サークルの代表を務められたんだと思う。

 

 

僕の中でお父さんが生きている。

 

そんなことを感じた瞬間を忘れられない。

僕が生きることは、短くも濃くて優しい人生を生きたお父さんが生きることだなのだ。

 

それだけで僕は立ち上がることができる。

 

ああ、また家族の話をしてしまった。

ちょっと後悔しつつ、それでいいかと思う自分が8割。

 

だって僕には生きることや死ぬことや、家族やいのちの話が他の人に比べてとても近くにあったから。

 

もう会えないからこそ僕の中で濃くお父さんが生きている。

 

 

 

 

 

帰りはゆっくり大荷物。

わたし元気に帰省中

 

今日は送り盆。

お盆て不思議だなあと小さい時から思っていたけど、亡くなってしまったあの人の為に何かしてあげられることを残しておきたいんじゃないかって最近は思っている。

 

うちのお盆は結果本格的で、盆棚もつくるし提灯でお墓から連れてきて、提灯で送る。

 

僕にとってお盆は、夏休みでみんながのんびりするイメージよりも、親戚が集まってバタバタとお墓参りに行くイメージだ。

 

今年もばあちゃん、慌ただしかったなあ。

 

母がたのばあちゃんの家にもお線香をたてて、ちょっとお茶をした。

小さな僕と行った旅行の話から、お母さんが小さな頃に行った旅行の話まで楽しそうにばあちゃんは語り続けた。

 

お母さんが子供の頃をきちんと想像して、確かにそんなこと言いそうだな〜なんて相槌を打てる様になった自分がやけに大人に感じた。

 

得てして、自分の成長を感じるのは不思議なタイミングが多いものである。

 

帰りの車の中で母が

 

もう一度人生があったら、あなたやお兄ちゃんの様な人生も生きてみたい

 

と言った。

それは優秀な人に囲まれて、日本の真ん中に立っていられてる(様に見える)からなんだけど

 

ああ、親に羨ましがられる人生を歩けているんだなと不思議な気持ちになった。

この不思議な気持ちは、マイナスの混じりがないものだったから

いいことなんだとおもう。

 

子供大好き、愛を伝えたがりな母は

 

そうなったらあなた達に会えなかったのか。それは寂しいな。

 

とお決まりのように付け加えていたけど、

僕はこの後そういう事を言うんだろうなと、3秒前からミットを構えていたぜ。

 

いとこの就職が決まったらしい。

いとこにとって小学生から憧れの鉄道会社。来年から彼も得意先である。

 

 

 

 

甲子園とデートするってんだから

私はちょっとイラッとしながら甲子園に向かっています。

 

今年も行ったるで〜と意気込んでいた大阪ひとり旅初日はかなり苦しい展開だった。

 

去年も泊めてくれた甲子園近くに住む後輩が中耳炎になってしまい、宿がなくなった。

 

大人になってからの中耳炎は大変らしい。主な原因の1つにストレス。

大丈夫か後輩!君は何も悪くない。

 

まず僕が向かったのはスパワールド

あそこなら宿泊もでき、お風呂もサウナもある。

 

入場料は2700円。ネットでは1200円って書いてあったけど?という最初のひっかかりを飲み込んで館内に入った。

 

入った途端、僕の頭にかなり大きめのサイレンが鳴り響く。

何を隠そう、僕は共用水場恐怖症である。

 

市民プールとか、混んでるスーパー銭湯とか

濡れた床とか、濡れた髪の毛とかを見ると蕁麻疹が出るほど嫌悪感を感じてしまう。

全部が全部ってわけではないんだけども。

 

脱衣所にできた水たまりを見た瞬間に始まった症状は、裸になるとさらに加速。

 

濁った湯船を見て入るのをためらい、うろうろ。スチームサウナを開けた時の匂いで入るのをやめ、うろうろ。体をシャワーで流しただけで出てしまった。

 

僕の3000円はジャグジーのあぶくとなって消えた…

 

そこからの宿探しも苦戦。

甲子園に近づくため、西九条をターゲットに据えたのが最大のミス。

探せど探せど見つからず、結局難波に戻ってくることになった。

 

スミエットが探してくれた宿達も女性部屋しか空いてなかったものの、なんとか1つドミトリーを予約することができた。

 

辿り着いたそのドミトリーは比較的清潔感があったものの、カプセルの部屋の異臭がひどく、苦しい夜となった。

 

受付のおねえさんのTシャツに「ドヴェ」って大きく書いてあって意味が気になってなかなか眠れなかったことと、シャワールームの洗顔がいつも使ってる専科でちょっと親近感が湧いたこともここに残しておくことにする。

 

今は甲子園に向かっているが、次の駅は昨日戦いを繰り広げた西九条だ。

 

始発に乗るはずの本来ならばもう、甲子園間近という時間なのだが

リュックをしまったコインロッカーが500円なのにも関わらず100円しか入らないというお馬鹿仕様。両替機もなく、お茶のペットボトルを買った5分後に再び自販機で缶コーヒーを購入したことにより、始発を逃したのでまだここにいる。

 

まあ、買うはずもなかった缶コーヒーとあるはずなかった20分の掛け算で朝のコーヒータイムを過ごせたのだから良しとしよう。

 

去年も思ったが、阪神電車は町の上を走るから気持ちいい。

僕は高いところを走る電車が好きだ。

何より空が見えるし、地面の高さを走るより軽快に進んでいる気がするからだ。

 

今日は甲子園観戦。

2時間睡眠で炎天下の観戦となる。

僕も憧れの甲子園の魔物ってやつに猛威を振われる時が来たようだ。

 

 

 

大阪ロマネクス

私は元気に新大阪に向かっています。

 

安定の寝坊(それも2時間)でスタートしたこともあり、準備できているのかも把握しきれていないまま家を出た。

 

なんばでお笑いを予約しているため、そこまでの到着はマスト。今日唯一の確定した予定である。

 

12時30分の新幹線にのれれば大丈夫だと安心していたが、東京駅は息苦しいほど混んでいた。

そう、今日はお盆休み初日だ。

 

実家からおばあちゃんの家まで車で5分or隣の家。一人暮らしの家から実家まで在来線で2時間の僕にとって帰省ラッシュは日常ではない。

 

ああ、こうやって自分の関係ないことが常識から抜け漏れていくんだなあとフワフワしながらチケットを購入した。

 

12時30分発、残り指定座席ひと席!

これしかない!と思い切って購入。

ふと時計を見るとすでに12時25分。

走って改札へ。

 

何故東京駅構内は冷房が効いていないのだろう。と思いながら改札を通るとここでも僕の抜け漏れた常識が。

 

乗車券を買い忘れていた。

親切に教えてくれる駅員さんにひどい態度をとってしまった。

だって、あと3分で出発してしまう。

そうなればチケットもお笑いもおじゃんなのだ。

 

優しさに必要なのは余裕。これに尽きる。

ごめんなさい駅員さん。ちゃんと乗れました。ありがとう。

 

最後のひと席。もちろん3人席の真ん中。

トイレ芸人の僕にとって厳しい闘いになる。

 

僕の両脇は2人ともご飯を食べていた。

お弁当を置いているテーブルを片してもらい真ん中の席に入り込んだ。

早速ご迷惑をおかけし、トイレに行く時の申し訳なさが際立つ。

 

と思ったのもつかの間、座った途端に寝てしまった。2時間も寝坊したのにである。

ビールとシュウマイ弁当を食べていたそのおじさんは僕が眠りについていた間に降りていた。

 

その人と入れ代わりで入ってきたのはお母さんと娘の親子2人。娘は3歳くらいだったと思う。

 

あら、ひと席しかないけど大丈夫?

と思っていたらなんてことはない。

女の子はちょこんとお母さんの膝の上に座った。その2人の形がなんだかあまりにもしっくりきていて、しばらく見てしまう。

 

ああ、君にとってはどんな席よりお母さんの膝の上が特等席なんだね。

とっても居心地が良さそうだもんね。

 

そんなこともあって少し隣の親子を気にしていたら、お母さんが娘さんにマフィンみたいなものを出して「こちら、どうでしょうか?」と言った。

そしたら娘さん、大きな声で「いいです!」って。いつもやっているやりとりなのか?今アドリブでやったのか?

どちらにせよ、あまりに可愛いひと幕だった。

 

しばらくして、女の子の足が僕に当たった。

お母さんは申し訳なさそうにすみません。

と娘さんの足を手で抑えた。

 

すると娘さんはその手を持って自分の顔まで持っていった。

手を繋ぐのかな〜と思って見ていたが、

娘さんはお母さんの指を食べた。

 

あまりの面白さに吹き出してしまった僕は

笑いながらすみませんと言った。

 

するとお母さんも爆笑しながら

すみません。

と言ってくれた。

 

2018年、これよりも素敵な"すみません"を聞けることはないだろう。

 

 

 

 

 

 

明日は我が身

わたしは元気です。

 

人間関係というやつはとても難しい。

誰かがどこかで我慢をしていないときっと成り立たない。

そして、我慢させていることに気づける人はほとんどいない。

 

その我慢が小さければ小さいほど、一緒にいて居心地がいい、仲良しとか親友とかになるんだなあ。

 

我慢させっぱなしの人、我慢を悟らせない人が世の中では社交的と呼ばれているのですよ。

 

精一杯向き合ってるつもりでも、何か1つのことに触れてしまったら急に突き放されたり?

 

批判家の多すぎるよね、世の中。

僕もその1人だけど。

 

落ち着いて色々考えたかった休日が、

何も考えずに過ぎていく。

 

明日はずっと読みたかった本と一緒に

少し遠くにいく。

 

 

 

伊東一刀斎

私元気です。久しぶりに。

 

若返ったね!寝たって感じするね!

自分がここまでいかに疲れた顔、態度だったのかが露呈する様な声を沢山の人がかけてくれた。

 

実家にいる時、母からあなたは体力がないねって言われ続けていたことを思い出す。

いや、マラソン大会2位やし。

って返していたけど、スポーツと生活の体力は別のところで決まる様だ。

 

ちょっと時間ができて、色々とやりたいなと思ったここ何日かで考えたことを書く。

 

これを書いているのも金曜の午前中、表参道の喫茶店なのだから僕が今どのくらい暇かがみえみえだ。

 

僕には好きなものが沢山ある。

 

ただ、どれも人よりは詳しい気がしているのだけど、それを詳しい人の中では知識の少ないやつになってしまう。

 

もっと好きなものを極めよう。

ここまで生きてきてそう思うことが何度あったことか。

 

やりたいことをやれる時間ができて、その答えがなんとなくわかった。

 

沢山のものが好きなんだけど、その時好きでいられるものが1つしかないのだ。

 

僕はミスチルが好きだった。

高校の時初めて生で桜井さんを観て号泣した。

本当の話である。

そんなミスチルをダンスを始めた途端に聴かなくなってしまった。ダンスを始めてHIPHOPやファンクばかり聴いた。

いい曲を探してはみんなと共有して、友達のプレイリストから曲を盗むのが好きだった。

そんなHIPHOPも今は1曲もiTunesに入れていない。

 

バスケにハマって、ダンスにハマって、今は仕事ばかり。

 

もちろん、夢中になっていなかったり、時間をかけていないだけで、どれも今もとても好きなのだけど。

 

好きなことを入れておく引き出しが1つしかないんだと思う。

その1つはみんなのものより大きいはずだが。

 

みんなの様に"仕事とゴルフとサーフィンとサウナと"みたいに

好きなことを入れておく引き出しに仕切りをつけたい。

 

こんな回りくどい話し方をして何を伝えたいかといえばそれも皮肉なことに1つしかなく。

 

やりたいことが沢山ある!ということだ。

 

仕事、ダンス、ギター、スケボー、バスケ、ハリネズミ、絵の勉強…

 

情熱の振り分けかたを教えてはくれないか。

もちろん1つに対する熱の量は落とさないやり方で。

 

僕は、好きなもの一刀流

 

それと通じてか通じずか、僕は浮気をしたことがない。